ニューフェースは熊孩子のママ


授業は、新しい人が加わり、毎週月曜日からスタートします。
週中から入ってくるのは、とてもイレギュラー。そんななか、中国人ママが入ってきました。恒例の自己紹介の、はじまりはじまり。

中国は、南京からいらしゃいました。お子さん2人は、すでに通っていて、ママも通うことにしたと。ご主人は、南京で建設会社を経営していて、一年滞在すると。
「one year ? Really!?」と、先生も、周りもビックリ。本人は、それが、何か?という風で、キョトンとしていました。

すでに通っていたお子さん2人は男子で、学校内では、ちょっとした有名人たち。学生の多くが、大学生や、わたしのようなオトナが多いので、子どもは、彼らともう1人中国から来た男子。ブレイクタイムには、遅めの朝ごはん、早めのランチ、フルーツやシリアルなどをレストルームで食べる人がいます。その、食べている人の前で、じっと立っている(笑)。そうすると、立ち去って欲しいから、何かをあげる。

本人たちは、貰えるんだと、毎回ブレイクタイムにはレストルームの誰かの前にたつ。
わたしはブレイクで食事をした事がないのでみたことはないのですが、これが、結構なウワサに。
「まきこ、知ってる?〇〇さんの子ども」と、何人かのクラスメイトから声をかけられ、知らないというと、中国人はそういう文化なのか?と聞かれました。おなじアジアだから、中国の文化を知っていると思って尋ねる。
「多分、文化ではなく、パーソナリティの問題だと思う」と。怪訝そうな顔で、「そうなのね」と。

一年も海外に親子で留学できるのだから、間違いなく裕福なご家庭だと思う。しかし、子どもは、親が居ない所では、わりと本能で行動するので、きっと、美味しそうにみえ、小腹もすき、そのような行動をとったのだと思う。しかし(笑)毎度毎度だと、ちょっとね。

礼儀正しく、ジェントルマンなレギュラークラスの担任が、「あなたの子どもたち、ほかの人の食事をみて、欲しがっているようですよ。ちょっとどうにかした方がいい」と英語で話したけれど、通じていなかった(・・;)
熊孩子(暴れ子熊)という言葉が中国にあるそうです。一人っ子政策で大事に育った世代が、親になり、自分の子どもをどう、育てていいか分からない。まずは自分が育ってきたように、何不自由なく育てるらしい。(エビデンスがないので、記事ベース)まさに、そんな感じの親子だった

世界各国、子育ての問題は、属する国家政策を大きくうけると実感した。中国は、際たる例だと思った。日本では、素晴らしいとされている北欧3国も、人口が増えたフランスも、やはり、国家政策。

ここ、島国マルタで、学ぶことは、言語だけではないんだなぁ
続く

Try Everything!

Til I reach the end and then I'll start again No I won't leave, I wanna try everything I wanna try even though I could fail

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