大丈夫か?わたし!?
震えるくらいの、感じた事がない寂しさ。一生の別れでもないのに。あれだけサクサク決めてきて、此の期に及んで‥。
おやじ君と次男が空港まで送ってくれました。見送られるとなんと、涙が流れ出す始末。おいおい、前途多難だね、別のわたしが言った。
青いツバサのカウンターで荷物を預け、いざミュンヘンへ。ミュンヘンでは、トランジットが1時間30分しかないので、バゲージを受けとる必要があるか確認し、その必要は無いとの事だったので、安心して出発までの時間を過ごすことに。
ここでご無沙汰な方にばったり会い、びっくり!同便でミュンヘン経由で研修に行かれると。こんな偶然、あるのか!と驚きつつ、何となく安心しました(笑)
機内では、噂の歌舞伎役者による保安ビデオを見ることに。ほぼ日本人しか乗っていないのに、意味あんの?と思いつつ拝見。他国の方は「cool」とか言っちゃうんでしょうか?
得意の機内爆睡で、ぐっすり眠り、映画も見ずにミュンヘン到着。我ながらロングフライトに強い!と思いました。
初EUの入国審査は、まったく混んでいなくて、それはそれはスムーズに。おまけに、マルタから来る便がディレイ。余裕ありすぎの上、コンパクトなミュンヘンの空港、ぶらぶら。
いざ乗り込んだマルタエアは国営航空会社。機体はリユースなのか、相当オンボロでしたが、ものすごく美人なCAさん^_^機長のアナウンスも「本日は、マルタ航空をご利用頂き誠に有難うございます。欧州の熱波がマルタにも来ていますが、海風が涼しいです。マルタを是非ご堪能下さい」てなこと言ってました(だいぶ意訳(笑))
あっと言う間にマルタに着くと入国審査も「は?以上ですか??」というほど。後から調べるとマルタは、シェンゲン協定加盟国なので一度シェンゲン協定加盟国のミュンヘンで入国審査を通っているので、スムーズだということ、でした。
学校のプラカード的なものを持ったドライバーさんと目があい、すぐに駆け寄って、学校から渡された紙を見せ、車へと。
「来ちゃったよ」この時には、涙もなにもなかった。「よし、やるぞ」と。わたしを迎えてくれるかの様に空港では花火が打ち上げらていた。でも、どこかやっぱり不安。
エージェントの担当から、マルタの家は、鍵の開け方にコツがあるので、ドライバーさんに開けてもらった方がいいと言われていました。言われた通り「鍵、開けてくれませんか?」とお願いし、アパートの中にはいった。石階段は真っ暗で、電気のありかもわからない。兎に角あがって、部屋に。
上がりきり、roomAを開けると、すでに人が。出てきたのは、日本人?「すみません、日本人の方ですか?」
「いえいえ、韓国です。キムと申します」と。「ここは、わたしの部屋ですね、あちらに貼ってますよ」と、わたしが過ごす部屋を指さした。確かにわたしの名前がある。しかし、鍵と違う。どういう事だ!おまけ
に、シャワールームとトイレは、部屋にあるはずか外。キムさんに、「部屋にトイレとシャワー、有りますか?」と訪ねると、あると言う。
何事だ!!話が違うだろ!キムさんが間違えているのか?その上、部屋の鍵もない。前身震えが止まらない。とはいえ、空いている部屋に入るしかない。
すぐにwi-fiをつなぎ、時差1時間のイギリスの友達に泣きついた(T-T)部屋の写真を送り状況を説明する。まず、ヨーロッパでは、留学生が男女同じアパートに暮らすことはよくあると教えてもらい、緊急連絡先に連絡して対応可能か相談する事を勧められた。
日本は早朝だったので、おやじくんにもLineで状況報告をした。同じく、緊急連絡先に電話をしてみ!と。
日本で、line-outをチャージし、通話が可能な準備をしたものの、全く役に立たない。結局、一瞬だけドコモの通話を使い(請求大丈夫か??)電話をした
結論、病気や家事などで無ければ、月曜日に学校で聞いてくれと。部屋があるのなら、そこでいったん我慢しろ的な事を言われた。ごもっともである。しかし、ジェントルマンに見えるキムさんの素性など全く分からない。同時にエージェントにめちゃくちゃ腹が立った。第1条件クリアしてねーよ!という事で、エージェントにもメール、Lineでこの状況を伝えた。
もうお金が掛かろうとしっぽ巻いて帰りたい。
一睡もできず、なにも食べられず日曜日を迎え、お水だけ隣のマーケットで買った。そこで鍵か開かない問題に直面。もーほんと、どうなってんだ??
イギリス在住の友人に「人に気を使うとか、無いからね。困ったらその辺の人に声をかける!」と言われていた。隣のカフェの店員さんに「開けてくれませんか」とお願いすると、快く引き受けてくれ、すんなり空いた。ホットし、部屋に戻り、日曜日よ、早くされとひたすら願った
日本の方が一日の始まりは8時間ほど早い。エージェントからメールがあり、クラス分けテストの後に日本人スタッフと話して欲しいと連絡があった。
眠れない夜が明け、月曜日が来た。8:30集合だが、7時には部屋をでて教会で祈りを捧げた。
がんばれ、わたし。
続く
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